金沢アート巡りのおすすめスポットをご紹介!まるで宝探しみたいな金沢のまちなかアート

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金沢でアートが盛んな理由

アートが盛んな理由は前田家の方針?

画像提供:金沢市

加賀百万石の城下町として栄えた金沢には、先人たちの手によって生み出されたさまざまな伝統工芸が暮らしの中に息づいています。それは、加賀藩主前田家が武士だけでなく庶民にも能や茶の湯を奨励し、それに必要な衣服や宝飾品、道具類が盛んに作られたためだそうです。加賀友禅、金沢箔、 加賀繍(かがぬい)、九谷焼などが代表的な工芸品ですが、武家の精神に町民の遊び心が加わり発展しました。

市民の審美眼がアートを発展させた!

北陸初の国立美術館「国立工芸館」がオープンし、「金沢21世紀美術館」 にも多くの人が訪れる金沢は、今や「アートのまち」として世界中から認 知されつつあります。そんな金沢では、市民が普段の暮らしの中でアートに親しんでおり、その基盤になっているのが金沢の芸術文化を根底から支 えてきたギャラリーの存在です。さまざまな展示や企画によってアーティストの魅力を発信し、市民の感性をつねに刺激し続けてきました。

As baku B は金沢にある、個性的なギャラリーのひとつ。地元の若手作家を紹介することを目的に、作家自らが企画・運営を行っています。常設展示や企画展示のほか、ワークショップなども開催している注目のアートスペースです。

場所
As baku B
電話
076-256-1913
住所
石川県金沢市尾張町2-10-6
営業時間
11:00~17:00
定休日
日曜・祝日(企画展示中は無休)
公式HP
http://as-baku.com/

まち全体がまるでギャラリー

金沢市では、市民がアートに親しみ、賑わいのある都市空間をつくるため、パブリックアートの設置を推進。まちなかには金沢の自然や文化と結びついた大小多くの彫刻作品があります。ここでは、まちのシンボルとなり、地域文化の重要な一翼を担っている彫刻作品をいくつか紹介します。

彫刻「やかん体(タイ)、転倒する。」

日常的なものをアートとして表現することで、金沢を訪れる方々に温もり を感じてもらう目的で設置されました。やかんの形を少し潰して漫画的に平面化したのも、親しみやすさを感じさせる理由だそうです。

彫刻「CORPUSEMINOR#1」

この作品は、2種類の異なる鉄のパーツを48個組み合わせ、その上にサビ による質感の変化を加えて作られたものです。都市の発展や勢いを表現し、力強いメッセージを伝えています。金沢駅東口広場の整備に伴い設置されました。

彫刻「FUGA(風雅)」

金沢の洗練されたエッセンスを表現し、まちの中でランドマーク、テーブル、ベンチとして親しまれること想定して制作されたものです。新しさの中にも伝統を感じさせる作品です。

彫刻「BREAKFAST」

日常生活と現代社会のさまざまな悩みを重ね合わせ、環境問題や社会問題を提起することを目的として制作されました。金属製でありながら、なぜかほっとするフォルムは温かみを感じさせます。この作品によって、まちや社会、世界が平和に、明るく発展していくことを願って作られています。

彫刻「走れ!」

この作品は、金沢が既成概念にとらわれない新鮮な視点を持ち、力強く前進していくことを期待して制作されました。エネルギーに満ち、未来への可能性を秘めた、わかりやすく、明るく、魅力的な作品。金沢21世紀美術館の開館にあわせて設置されました。

彫刻「WISDOM」

古代エジプトとルネッサンス時代の文化を融合させた独創的な作品。古くからの習慣と現代の感覚や知恵の融合を表現しています。古代の遺跡が発掘されたような臨場感で、その芸術性に浸ることができます。

私設の現代アート美術館「KAMU kanazawa(カム カナザワ)

金沢市中心部のまちなかに点在する「KAMU kanazawa」は私設の現代アー ト美術館。金沢の魅力を掘り起こすアート体験とまち歩きの仕組みとして、複数のアートスペースを展開しています。著名アーティストや新進アーティストの作品が展示されています。

レアンドロ・エルリッヒの「INFINITE STAIRCASE」

左:ステファニー・クエール「Animals」/右:桑田 卓郎「untitled」

森山 大道「Lip Bar」

黒川 良一「Líthi」

場所
KAMU kanazawa
住所
石川県金沢市広坂1-1-52
会館時間
火~日・祝日11:00 ~ 18:00
休館日
月曜
公式HP
https://www.ka-mu.com/

移動手段は「まちのり」がおすすめ

「まちのり」は、金沢の中心部や郊外に多数あるサイクルポートで、自転車をどこでも借りて、どこでも返すことができる便利な都市型サイクリングシステムです。ライムグリーンの鮮やかな電動アシスト自転車で、まちなかアートを見てまわりましょう!

気軽にアート体験できるおすすめスポット!

atelier&gallery creava( アトリエアンドギャラリー クリーヴァ)

ショップ&カフェスペース

上段/ギャラリースペース 下段/九谷焼アクセサリー体験

金沢の観光スポット長町武家屋敷跡近くにあるatelier&gallery creava は、蔵を改装したギャラリー、陶芸工房、ショップ&カフェ、ワークショップスペースが入居する複合型アート施設。creava は、「Create=創る、Clay =土、Va=場」からなる造語で、クリエイト(創造)が生まれる場所を意味しています。アートと人びとが繋がる場所を提供しており、予約なしで体験できる「九谷焼アクセサリー体験」は観光客にもおすすめです。

場所
atelier&gallery creava
電話
076-231-4756
住所
石川県金沢市長町2-6-51
営業時間
月曜 火曜 金曜~日曜 11:00 ~ 17:00
※九谷焼アクセサリー体験最終受付は16:00 まで
公式HP
https://creava-kanazawa.jp/

Labo 白菊(ラボ シラギク)

wonderspace ギャラリー

上段/いろどりや陶芸工房 下段/鮨 くら竹

Labo 白菊は「wonderspace」のギャラリー、「鮨 くら竹」の鮨、「いろどりや陶芸工房」の器を同時に楽しむことができる空間です。これらの空間 は緩やかに繋がっており、夜にギャラリーで作品を鑑賞した後に、ディナー を楽しんだり、子ども陶芸教室の間にママ同士でランチを食べたりと、さまざまな使い方ができます。隠れ家的な雰囲気もあり、金沢観光の穴場スポットです!

場所
Labo 白菊
住所
石川県金沢市白菊町3-25
ご予約・お問合せ
鮨 くら竹 076-220-6228
いろどりや陶芸工房 076-227-9889
公式HP
https://laboshiragiku.com/

マップ・アクセス情報

JRで行く石川県フリープラン

ANAで行く石川県フリープラン

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