彦根・長浜周辺おすすめスポット12選

多賀大社

多賀大社は、犬上郡多賀町にある由緒ある神社で、「お多賀さん」の愛称で親しまれています。主祭神は、日本神話に登場する伊邪那岐命と伊邪那美命で、この二柱は国土を創り、八百万の神々を生み出したとされています。そのため、多賀大社は延命長寿や縁結び、厄除けのご利益がある神社として信仰を集めています。見どころとして、しゃもじ型のお守り「お多賀杓子」や寿命石、太閤橋が有名で、毎月1日の「御朔日参り」や七五三などの行事も盛んです。歴史と自然に囲まれた神聖な場所として、年間を通して多くの参拝者が訪れます。

住所: 滋賀県犬上郡多賀町多賀604番地
アクセス: [電車]近江鉄道・多賀線「多賀大社前」駅から徒歩10分
[車]名神高速道路　彦根ICより10分
公式HP: http://www.tagataisya.or.jp/

玄宮園

玄宮園は、彦根市に位置する、国の特別史跡「彦根城跡」の一部であり、隣接する楽々園とともに「玄宮楽々園」として国の名勝に指定されています。この回遊式庭園は、1678年頃に彦根藩4代藩主井伊直興によって整備され、中国の離宮庭園を参考に作庭されました。中心に広がる池には4つの島と9つの橋が架かり、周囲には臨池閣や鳳翔台、八景亭などの建物が点在しています。彦根城天守を背景にした景観は特に見事で、四季折々の美しい風景を楽しむことができます。また、「ビアガーデン」や「ダークナイトライブ」「虫の音を聞く会」など、年間を通じて多彩なイベントも開催されています。

住所: 滋賀県彦根市金亀町9-3
アクセス: [電車]近江鉄道本線・JR東海道本線（琵琶湖線）「彦根」駅から徒歩15分
[車]名神高速道路　彦根ICより15分

彦根城博物館

彦根城博物館は、彦根市にある歴史博物館で、1987年に彦根市の市制50周年を記念して開館しました。江戸時代に彦根藩の政庁として使用された表御殿を復元した建物にあり、井伊家伝来の貴重な美術工芸品や古文書を中心に展示しています。展示品には、甲冑や刀剣、能道具、茶道具、調度品などがあり、総収蔵品数は9万1千点を超えます。また、藩主の日常生活空間である「奥向き」や御座の間、茶室、庭園も再現されており、来館者は江戸時代の大名の暮らしを体感することができます。

住所: 滋賀県彦根市金亀町１−１
アクセス: [電車]近江鉄道本線・JR東海道本線（琵琶湖線）「彦根」駅から徒歩15分
[車]名神高速道路　彦根ICより10分
公式HP: https://hikone-castle-museum.jp/

伊吹山

伊吹山は、滋賀県と岐阜県の県境に位置する標高1,377メートルの山で、滋賀県最高峰として知られています。琵琶湖国定公園に指定され、山頂からは琵琶湖や白山、鈴鹿山脈など360度の絶景が広がります。石灰岩で構成された山は、多くの固有植物が生息し、特にヨモギ、トウキ、センキュウの「伊吹三大薬草」が有名です。また、全長17kmの伊吹山ドライブウェイがあり、麓から9合目までアクセス可能。山頂までは整備された登山道があり、40分ほどで登頂できます。伊吹山は古代から神聖視され、『古事記』や『日本書紀』にも登場する歴史的な山でもあり、自然美と文化が融合した魅力的なスポットです。

住所: 滋賀県米原市上野
アクセス: [車]名神高速道路関ヶ原IC・北陸自動車道米原ICから約20分

黒壁スクエア

黒壁スクエアは、長浜市にある人気の観光地で、江戸時代の町屋をリノベーションした歴史的建物が並び、レトロな雰囲気が漂うエリアです。特にガラス製品が有名で、「【黒壁一號館】黒壁ガラス館」では美しいガラス作品を鑑賞でき、「【黒壁十三號館】ガラス体験アトリエルディーク」ではオリジナルガラス作りの体験が楽しめます。また、エリア内にはおしゃれな雑貨店やカフェが点在し、地元の特産品や和スイーツを楽しむこともできます。

住所: 滋賀県長浜市元浜町１２−３８
アクセス: [電車]JR北陸本線「長浜」駅から徒歩5分
[車]北陸自動車道　長浜ICより10分
公式HP: https://www.kurokabe.co.jp/

竹生島

竹生島は、琵琶湖の北部に浮かぶ無人島で、歴史と文化の聖地。面積は約0.14平方キロメートルで、琵琶湖で2番目に大きい島として知られています。古くから「神の島」として崇められ、西国三十三所観音霊場の一つとして多くの参詣客を集めてきました。島内には、724年創建と伝わる宝厳寺や、国宝に指定された都久夫須麻神社など、貴重な建造物が点在。特に豊臣秀吉が寄進した唐門は、桃山時代の美しい様式を残す国宝として有名です。国宝や重要文化財を見学しながら、琵琶湖の美しい景観を堪能できるほか、琵琶湖八景の一つ「深緑竹生島の沈影」としても、その絶景が多くの観光客を魅了しています。

住所: 滋賀県長浜市早崎町1664-1
アクセス: [船]今津港から船で30分
長浜港から船で35分

余呉湖

余呉湖は、長浜市にある美しい湖で、琵琶湖の北側に位置し、三方を山に囲まれた静かな環境が魅力です。湖は約1.97平方キロメートルの広さを持ち、その澄んだ水面は「鏡湖」とも称されるほど美しい景観を誇ります。余呉湖は、天女の羽衣伝説や菊石姫伝説といった神秘的な物語に彩られ、訪れる人々に神秘的な雰囲気を与えます。生態系も豊かで、イワトコナマズやワカサギ、フナ、コイなどが生息し、季節ごとに異なる自然の表情を楽しむことができます。冬にはワカサギ釣りが人気で、湖畔をサイクリングするのもおすすめのアクティビティです。

住所: 滋賀県長浜市
アクセス: [電車]JR北陸本線「余呉」下車徒歩5分
[車]北陸自動車道木之本ICから車で10分

奥琵琶湖パークウェイ

奥琵琶湖パークウェイは、長浜市西浅井町を走る全長18.8kmの美しいドライブウェイで、かつては有料道路でしたが現在は無料で利用できます。春には約3,000本の桜が咲き誇り、秋には紅葉が見事で、四季折々の風景を楽しめるスポットです。特に「つづら尾崎展望台」からは琵琶湖や竹生島を一望でき、その美しい眺めは訪れる人々を魅了しているほか、「恋人の聖地」にも認定され、ロマンチックなデートスポットとしても人気があります。さらに、ハイキングやサイクリングを楽しめることでも知られています。

住所: 滋賀県長浜市西浅井町菅浦（すがうら）〜岩熊（やのくま）
アクセス: [車]北陸自動車道木之本ICから車で20分

小谷城跡

小谷城跡は、戦国時代の名城であり、中世三大山城の一つとして知られています。1516年に浅井亮政によって築かれ、浅井氏三代（亮政、久政、長政）が居城としました。浅井長政は織田信長の妹、お市の方を妻とし、その子供である浅井三姉妹（茶々、初、江）も有名です。1573年、織田信長の攻撃により落城し、浅井氏は滅亡しました。後に羽柴秀吉が受け継ぎましたが、長浜に新城が築かれ、小谷城は廃城となりました。現在では、本丸跡や石垣、馬洗池などの遺構が残り、琵琶湖を一望できる景観が楽しめます。小谷城跡は国の史跡に指定されており、歴史的価値が高く、ハイキングを楽しむ観光地としても人気です。

住所: 滋賀県長浜市小谷郡上町、湖北町伊部
アクセス: [電車]JR北陸本線「河毛」下車徒歩 40分
[車]北陸自動車道長浜ICより15分小谷城スマートICから5分

長浜城歴史博物館

長浜城歴史博物館は、長浜市にある豊臣秀吉が築いた長浜城を復元した博物館。秀吉が初めて築いた居城であり、1983年に復元されました。館内には、湖北・長浜の歴史や文化に関する常設展示があり、特に戦国時代の秀吉や浅井長政、石田三成に関連した展示が充実しています。また、武具や火縄銃などの視覚的に楽しめる展示も見どころのひとつ。さらに、5階の天守閣からは琵琶湖や長浜市内を一望できるほか、関ヶ原や姉川古戦場などの歴史的な舞台を見渡すことができます。

住所: 滋賀県長浜市公園町10-10
アクセス: [電車]JR北陸本線「長浜」駅から徒歩7分
[車]北陸自動車道　長浜ICより15分
公式HP: https://www.city.nagahama.lg.jp/section/rekihaku/

黒壁ガラス館

黒壁ガラス館は、長浜市の黒壁スクエア内にある、明治33年（1900年）に銀行として建てられた擬洋風建築を改装した象徴的な建物。館内では、日常使いのグラスや食器、ガラスアクセサリー、季節を彩るインテリア、チェコのボヘミアンガラスなど、多彩なガラス製品が揃っています。特にミニチュアガラスの可愛らしい動物フィギュアは人気があるほか、ガラス細工の体験もでき、多くの来訪者に好評です。黒壁ガラス館は黒壁スクエアのシンボル的存在であり、豊富な品揃えとリーズナブルな価格で観光客や地元の方に親しまれています。

住所: 滋賀県長浜市元浜町12-38
アクセス: [電車]JR北陸本線「長浜」駅から徒歩5分
[車]北陸自動車道　長浜ICより10分

長浜鉄道スクエア

長浜鉄道スクエアは、長浜市にある鉄道博物館で、日本最古の現存駅舎や実物の鉄道車両を展示しています。旧長浜駅舎は1882年に建てられた歴史的建造物で、鉄道文化の重要な象徴です。施設内には、D51形蒸気機関車やED70形交流電気機関車が展示され、運転席に座る体験も可能。また、長浜駅周辺を模したHOゲージの鉄道模型ジオラマも見どころの一つです。駅長の制服試着や鉄道クイズなどの体験型展示も充実しており、家族連れや鉄道ファンに人気があります。

住所: 滋賀県長浜市北船町1-41
アクセス: [電車]JR北陸本線「長浜」駅から徒歩3分
[車]北陸自動車道　長浜ICより15分
公式HP: https://kitabiwako.jp/tetsudou/