A列車で行こうの旅

特急A列車で行こうに乗ってみた!天草旅を贅沢に彩る列車体験

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はじめに

突然ですが、「D&S列車」をご存じですか?JR九州では、これまで「観光列車」と呼んでいた列車を、旅のイメージをさらに膨らませるブランドとして「D&S列車」と名付けました。「D」は特別なデザイン(Design)、「S」は運行地域に伝わる歴史や伝説などのストーリー(Story)を表し、「デザインと物語のある列車」という意味が込められています。

今回はそんなD&S列車のひとつ、「特急A列車で行こう」に乗車してきたので、旅のワクワク感をそのままに、体験レポートをお届けします!

「A列車で行こう」に乗車!(三角→熊本)

「A列車で行こう」は、「16世紀大航海時代のヨーロッパ文化と古き良き天草」がテーマの大人の旅をコンセプトにした観光列車。今回は三角駅→熊本駅間に乗車してきました。

三角駅

三角駅の駅舎 三角駅の天井
三角駅の改札口 三角駅の改札口と駅名表示
左上:駅舎/右上:天井/左下・右下:改札口

今回の列車旅のスタートは三角駅。「A列車で行こう」の運行に合わせて南欧風レトロ調にリニューアルされ、待合所の天井には南蛮文化をモチーフにしたおしゃれなデザインが施されています。列車を待つ人々で、駅は賑わっていました。

三角駅に到着したA列車
A列車の車体 A列車の車体のロゴ A列車の車体のロゴのアップ
左上:入線の様子/右上・左下・右下:車体

列車の到着を今か今かと待っていると、いよいよホームに列車が到着!その姿は黒と金のツートンカラーで、高級感が漂います。乗車前に皆さん記念撮影を楽しむ様子も見られ、私も車体をパシャリ。ワクワクした雰囲気に包まれ、いざ乗車!

車内

A列車車内のステンドグラス A列車車内の天井

列車に一歩足を踏み入れると、まるでホテルのような空間が広がります。古き良き時代を彷彿とさせるシックなインテリアや、色とりどりのステンドグラスが目に飛び込んできます。

A列車車内の座席 A列車ボックスシート
A列車車内のベンチシート A列車キッズスペース
左上:座席/右上:ボックスシート/左下:ベンチシート/右下:キッズスペース

通常の座席に加え、グループでの利用におすすめのボックスシートや、ベンチシート・キッズスペースといったフリースペースも完備。車内を自由に散策するのがおすすめです。

三角駅から熊本駅までの区間では、進行方向左側(C・D席)が海側席。空きがあれば、ぜひこちら側を選んでみてください。
※JRの発売はご乗車1ヶ月前からとなります。発売前の事前のお預かりでは座席指定は承れません。乗車日から1ヶ月以内であれば、シートマップから座席を指定できます。予約成立後の座席の変更はできません。

A-TRAIN BAR

A-TRAIN BAR外装 A-TRAIN BARハイボールサーバー
Aセレクトハイボール Aセレクトハイボールと車窓からの景色

1号車の「A-TRAIN BAR」では、ハイボールサーバーがお出迎え。地元のデコポンを使用した列車名物「Aハイボール」は、熊本初のウイスキー専門店「山鹿蒸留所」のウイスキーを使用した、ここでしか味わえない名物ドリンク。映えを狙って海沿いを走る瞬間を狙って写真に収めてみました!

A列車車内販売品 カカオ研究所塩チョコレート
車内販売品(イメージ)

他にも車内限定販売の「カカオ研究所塩チョコレート」や、オリジナルグッズも販売。大人の列車旅を記念するお土産にぴったりです。

乗車記念証スタンプ押し場 乗車記念証スタンプ

カウンターの向かいには、乗車記念証も。スタンプを押して持ち帰れば旅の記念になること間違いなし。ぜひゲットしてみてくださいね!

早いもので列車は熊本駅に到着。乗車時間約40分のあっという間の列車旅。名残惜しい中、A列車へ行こうとはお別れです。

熊本駅→三角駅(下り)利用もおすすめ!

網田駅に停車中のA列車で行こう 網田駅
左:網田駅に停車中のA列車で行こう(イメージ)/右:網田駅(イメージ)

今回私は天草観光をしたあとにA列車で行こうに乗車しましたが、もちろん熊本駅→三角駅間の下り列車の利用もおすすめ!下り列車利用の場合、途中の「網田駅」では、1号・3号ともに約24分間の停車時間が設けられています。

停車時間にホームで販売される季節の網田スムージーや、地元の方との触れ合い、停車時間に記念撮影をするなど停車時間をゆっくり楽しむことが出来ます。次回は私も熊本駅→三角駅(下り)に乗車してみようと思います!

天草の観光地

A列車で行こうに乗車するならぜひ楽しみたい天草観光。天草には魅力的な観光地が盛りだくさんです。おすすめ観光地をピックアップしてご紹介します。

リゾテラス天草

リゾテラス天草
上:外観/左下:前島(松島)港/右下:お土産(イメージ)  

上天草前島にあるリゾート施設。三角西港と前島(松島)港を結ぶ天草宝島ラインの発着場所、前島(松島)港の目の前。海を一望できるロケーションは映え要素も抜群!お土産もグルメも大充実です。

天草塩パンラボ

中でもおすすめなのが、天草塩パンラボの「塩パン」。一歩店内へ足を踏み入れるとバターのいい香りが漂い、思わず食べたくなること間違いなし!
定番の塩パンに加え、ショコラやメロンパン、めんたい、いきなり団子をイメージしたものなど、個性豊かなアレンジ塩パンも勢ぞろい。お気に入りの一品を見つけてみてくださいね!

住所
熊本県上天草市松島町合津字北6215-16
営業時間
施設により異なる(塩パンラボは平日:9:00~17:00/土日祝9:00~17:30)
アクセス
前島(松島)港から徒歩すぐ

イルカウォッチング

天草市イルカセンター イルカウォッチング用の船
天草の2匹のイルカ 天草の2匹のイルカのアップ

天草と言えば外せないのがイルカウォッチング。天草市五和町二江の周辺海域に生息する、約200頭の野生のミナミハンドウイルカに会える天草屈指の人気レジャーです。イルカウォッチングは一年を通して可能で、遭遇率はなんと9割以上。実際に私も目の前を泳ぐイルカの群れに出会い、大興奮でした。天草を訪れたらぜひ体験してみてくださいね。

住所
熊本県天草市五和町二江4689-20(道の駅天草市 イルカセンター)
営業時間
9:00~18:00(冬季11月~2月末は17:00閉館)
閉館日
年末年始(※詳細はホテル公式ホームページをご確認ください。)
アクセス
本土バスセンターより車で約25分

﨑津集落

﨑津集落の海景色 﨑津集落
﨑津集落の散策マップ 﨑津協会
左上・右上:﨑津集落(イメージ)/左下:散策マップ/右下:﨑津教会

「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産のひとつで、禁教期において仏教、神道、キリスト教が共存し、漁村特有の信仰形態を育んだ集落です。静かな路地や石畳の道を歩くと、歴史を感じる建物や教会が点在し、まるでタイムスリップしたかのような感覚に。﨑津教会は世界遺産には含まれませんが、漁村ならではの景観や信仰の文化を身近に感じられるスポットとして人気です。訪れる際は、集落ガイダンスセンターで歴史を学んだり、ガイドさんをお願いすると、より理解が深まります。

住所
熊本県天草市河浦町﨑津1117-10(﨑津集落ガイダンスセンター)
アクセス
本渡港より車で50分

さいごに

「A列車で行こう」は、海沿いを走る車窓の景色やクラシカルな車内デザイン、そして地元の味を楽しめる大人のD&S列車。乗るだけでも特別な時間を過ごせますが、天草観光と組み合わせれば、旅の魅力がさらに広がります。海沿いを走る車窓の景色、車内で味わう地元の名物ドリンク、そして天草の絶景や歴史ある街並み……すべてが非日常の体験。ただの移動手段ではなく、“乗ることそのものが旅の目的”になる特別な列車に乗って、天草の旅を思いっきり満喫しに出かけましょう!

※掲載の情報は2025年10月現在の情報です。掲載内容は変更となる場合もございますので、最新情報をお確かめの上お出かけください。

大観峰

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リゾテラス天草

【博多発】特急「A列車で行こう」に乗車!松島観光ホテル岬亭

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24,700円 ~ 66,900予約ページへ

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