宮沢賢治の故郷、岩手県花巻市の魅力をご紹介

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花巻市ってどんなところ？

花巻市について

花巻市は岩手県のほぼ中央、西に奥羽山脈、東に北上高地の山並みが連なる北上平野に位置します。季節ごとに変化する美しい自然の風景が広がる街です。

宮沢賢治生誕の地

花巻市は、『銀河鉄道の夜』などの童話や詩で知られる宮沢賢治のふるさと。賢治はこのほかにも教育者や農業者として、さらに天文・気象・地理・歴史・哲学・宗教・化学・園芸・生物・美術・音楽など様々な分野で才能を発揮しました。花巻にはこうした賢治の活動の足跡をたどることができる施設が多数あります。

賢治の足跡を訪ねて

花巻の街中にあふれる賢治作品のオブジェ

新花巻駅前の広場の入り口は『銀河鉄道の夜』をモチーフとしたゲートになっています。『銀河鉄道の夜』のゲートをくぐり、正面にある『セロ弾きのゴーシュ』像に近づくとチェロの音色が聞こえてきます。

街中のいたるところに賢治の作品をモチーフにしたオブジェがあり、宝探しのようなゲーム感覚で賢治の足跡をたどることができます。

賢治の広場

花巻市上町にある「賢治の広場」では宮沢賢治とそのゆかりの地について展示されています。朗読と音楽を交えた立体童話や花巻大正モダニズムが感じられる蓄音機や映写機等の展示、賢治になりきるコスプレ衣装の貸し出しなど、大人から子供まで楽しめる場所です。

場所: 賢治の広場
TEL: 0198-24-0818
住所: 岩手県花巻市上町3-4
開館時間: 9:30～17:30
休館日: 水曜日、12月29日～1月3日

「雨ニモマケズ」詩碑

賢治が農民に化学や土壌等について教えていた「羅須地人協会」跡地に建つ詩碑。碑の文字は、高村光太郎の書によるものです。賢治の命日である9月21日には、ここで『賢治祭』が開催され、詩の朗読や野外劇、座談会などが行われています。詩碑の前からは、「賢治自耕の地」を一望することができます。

賢治自耕の地

「賢治自耕の地（下ノ畑)」は賢治が教師辞職後、自耕自炊のひとり暮らしをしていた場所です。当時では珍しいトマトやアスパラガスを栽培していたというエピソードもあり、周辺には今でも畑が広がっています。

イギリス海岸

花巻駅東方約2km の北上川西岸にあり、イギリスのドーバー海峡の白亜の海岸を連想させる泥岩層が露出していることから、賢治がイギリス海岸と命名しました。賢治は鉱物採集が好きで、北上川で様々な石や高温水晶を拾っていたそうです。

賢治に導かれて繋がる人たち

賢治文庫

賢治文庫は、花巻市大迫町のノスタルジックな街並みの中にある交流の場です。賢治を愛してやまないという塩野夕子さんが自宅を一部開放しています。およそ400 冊（現在は手に入れることが困難とされるレアな本もあり）の宮沢賢治の作品を読むことができ、賢治ファンが全国から集って座談会をするなど、ファン同士が繋がる場所になっています。

「賢治文庫を訪れるさまざまな方とお話しできるのがとても楽しい」と語る塩野さん（右）は、宮沢賢治を知ってる人も知らない人も、ふらっと立ち寄って興味を持ってもらい、楽しんでもらえるような場所にしていきたいとのこと。集まった人たちと一緒に賢治文庫を作っていけたら……そんな思いで今後も賢治文庫を運営されるそうです。
【取材メモ】
ちなみに、大の賢治ファンである塩野さんですが、一番好きな宮沢賢治は、花巻農学校で教職についていた頃（風変わりだが生徒想いのかなり熱心な教師）だそうです。

場所: 賢治文庫
TEL: 080-4788-5170
住所: 岩手県花巻市大迫町大迫3-99
営業時間: 10:00～16:00（事前予約制）
予約メール: kazenimomakezu0712@gmail.com

宮沢賢治記念館

賢治文庫の塩野さんは、実は宮沢賢治記念館の職員の方。市内の小中学校・高校で「賢治の世界」セミナーを開催しています。記念館は賢治の詩や童話、教育、農業、化学と多彩な活動の世界に親しんでもらうための施設で、賢治の愛用品や原稿など賢治ゆかりの品の展示のほか、ビデオやスライド、図書資料などで賢治の世界観に触れることができます。

場所: 宮沢賢治記念館
TEL: 0198-31-2319
住所: 岩手県花巻市矢沢1-1-36
営業時間: 8:30～17:00
休館日: 12月28日～1月1日

賢治大好き女子（塩野さん）おすすめグルメ！

レストランポパイ

花巻のブランド豚「白金豚」を生産している農場の直営店。　
白金豚をつかったハンバーグは創業時からの人気メニュー。また、お肉の素材をそのまま味わえるポークソテーやベーコンステーキなども絶品です。

場所: レストランポパイ
TEL: 0198-23-4977
住所: 岩手県花巻市若葉町3-11-17
営業時間: 11:00～21:30（ 21:00　L.O）
定休日: 火曜日（祝日の場合は営業）
公式HP: http://popeye.meat.co.jp

マルカンビル大食堂

和食から洋食まで、何でもそろう昭和レトロな雰囲気を残す大食堂。
ボリュームたっぷりの10 段巻きソフトクリームは、あまりの大きさから、箸で食べるのが定番になりました。

場所: マルカンビル6階
TEL: 0198-29-5588
住所: 岩手県花巻市上町6-2
営業時間: 【平日】11：00 ～ 15：30（15：00　L.O）
【土日祝】　11：00 ～ 18：30（18：00　L.O）
定休日: 水曜日
公式HP: https://marukanshokudo.business.site/

パン釜ドン・ボスコ

花巻市大迫町の商店街にある素朴で家庭的な毎日食べたくなるパン屋さんです。小麦と水、塩、天然酵母だけを使った「げんこつパン」、スイスの家庭仕込みのバターと卵をふんだんに使った「三つ編みパン」、そのほか素朴な味わいのパンを日替わりメニューで販売しています。

場所: パン釜ドン・ボスコ
TEL: 0198-48-3435
住所: 岩手県花巻市大迫町大迫第3 地割208
営業時間: 10:30~18:00
定休日: 日曜日
公式インスタグラム: https://www.instagram.com/accounts/login/?next=%2Fpane_don_bosco%2F&source=omni_redirect

ほかにもたくさん！賢治と花巻市の魅力

宮沢賢治イーハトーブ館

宮沢賢治に関する様々なジャンルの芸術作品、研究論文を数多く収集し、整理・公開しており、誰でも自由に賢治の世界に触れることができます。また、賢治の人と作品の愛好者、研究者が交流・利用できる広場である「宮沢賢治学会イーハトーブセンター」の本部が置かれています。

場所: 宮沢賢治イーハトーブ館
TEL: 0198-31-2116
住所: 岩手県花巻市高松1-1-1
開館時間: 8:30～17:00（16:30 までの入館）
休館日: 12月28日～1月1日
公式HP: https://www.kenji.gr.jp/

宮沢賢治童話村

宮沢賢治童話村は、賢治の童話の世界で楽しく学ぶ「楽習（がくしゅう）」施設。童話村は、「銀河ステーション」「銀河ステーション広場」「妖精の小径」「天空の広場」「山野草園」「賢治の学校」があり、「賢治の学校」の中は「ファンタジックホール」「宇宙」「天空」「大地」「水」の５つのゾーンに分かれています。また、ログハウス展示施設「賢治の教室」も見どころ満載です。

場所: 宮沢賢治童話村
TEL: 0198-31-2211
住所: 岩手県花巻市高松26-19
開館時間: 8:30～16:30
休館日: 12月28日～1月1日
入館料: 賢治の学校：大人350円、高大生250円、小中学生150円
宮沢賢治童話村、花巻市博物館、花巻新渡戸記念館との共通入館券もあります。
※童話村敷地内、賢治の教室につきましては入館料無料です。

BANSANCHI LIFE 取材動画

日本一周中の旅行系YouTuber “BANSANCHI LIFE ~ バンサンチライフ~ が花巻市と宮沢賢治の魅力を紹介します！

協力：一般社団法人花巻観光協会
https://www.kanko-hanamaki.ne.jp/