第1弾!青い森鉄道(八戸~三沢~青森)途中下車の旅-駅前温泉&駅そば巡り-
ご挨拶
はじめまして!
寝ても覚めても鉄道のことばかり、鉄道大好き寿司詰(すしづめ)です。今回、私が考える旅行企画のテーマは「青い森ツーリストパス」を使った「青い森鉄道の沿線旅行プラン」。
地図を見ながら調べてみると、やけに駅前に温泉施設が多いことに気が付きます。また調べていくうちに鉄道旅に欠かせない駅そばも気になってきて…。この沿線の隠れた魅力を探るため、1
日でどれだけ温泉を回って駅そば食べれるのか!?満を持して体を張った本気チャレンジの出張へ行くことにしました!!
気合を入れていざ出発です!!
●青い森ツーリストパスとは
青い森鉄道全線で終日乗り降り自由!
青森・八戸・三沢・野辺地・浅虫温泉を周遊するのに便利でお得なフリーきっぷです。青い森ワンデーパスとは違い全期間対象となります。
●寿司詰メモとは
寿司詰くんのちょこっと雑学や独り言です。
行程(1日目)
東京駅(6:32)
出張のはじまりは東京駅。ラッシュ前、人影まばらな改札を抜けて新幹線乗り場へ!
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現在の東京駅の駅舎は、2012 年に創建当時の姿に復元されたもの。2 階から下の構造レンガや外壁の化粧レンガなどは、創建時の意匠材料が大切に保存されています。
「こまち1号」に乗り込み一路八戸駅へ。快晴の車窓から見えた富士山がキレイ!
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出張でも旅行でも、新幹線では窓側で景色を楽しみたいところです。ところが、はやぶさ1 号の窓側は全て満席。一方で、併結するこまち1号は空いていました。「はやぶさが空いていないなら、こまちに乗ればいいじゃない」ということで、盛岡まではこまちに乗り、その先ははやぶさに乗ることにしました。。
八戸駅(9:22)
八戸駅で「青い森鉄道」に乗り換え。ここからローカル線の旅が始まります。
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これから今日1 日乗車する「青い森鉄道」は、JR から経営分離されて誕生した、いわゆる並行在来線です。旅客の動脈は東北・北海道新幹線へと移り、現在はローカル輸送に徹しているわけですが、貨物は今でも大動脈。今でも本州対北海道の重要なルートとして機能しています。
三沢駅(9:50)
とうてつ駅そば
三沢駅に到着。とてもきれいな駅舎にビックリ!ここで、「駅そば」の1食目、めっちゃ美味い!!
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ここでちょっとメニューを紹介!
いちおしの「駅そばラーメン」も気になりましたが、ここは下調べしていたので初志貫徹!天ぷら、山菜、生卵が載った人気のスペシャルそばを注文。素朴でホッとする優しい味は、地元の方も食事に利用しているようで、お昼にはまだ早い時間でしたが、結構お客さんが入っていました。
- 場所
- とうてつ駅そば
- 住所
- 青森県三沢市犬落瀬字古間木51-7
- 営業時間
- 7:00~19:00(元日休み)
星野リゾート 青森屋 元湯
出張初風呂!レトロモダンな雰囲気とトロリとした肌触りの温泉でまったり気分♪めちゃくちゃ癒されちゃいました!
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駅から徒歩5分のところにある「星野リゾート 青森屋」の敷地内にある日帰り温泉施設で、地元の方も多く利用しています。エントランスをくぐると館内は青森の伝統工芸を使ったレトロモダンな雰囲気。お風呂の窓にはステンドグラス風の津軽びいどろ(ガラス)が使われていて、浴槽は柔らかな光に包まれた癒しの空間。
- 場所
- 星野リゾート 青森屋 元湯
- TEL
- 0176-51-1116
- 住所
- 青森県三沢市古間木山56
- 営業時間
- 9:00 ~ 21:00(最終受付20:00)
- 料金
- 大人450円、小学生150円、幼児4歳以上60円、3歳未満無料
廃線跡を探る
実は、鉄道オタクな私(バレてました?)。廃線跡をしっかりチェック!
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三沢駅から十和田市まで、かつて十和田観光電鉄という鉄道が走っていました。三沢駅舎跡はロータリーとなり、その痕跡はありませんが「星野リゾート 青森屋 元湯」の横には廃線跡と思わしきスペースが残ります。かつて十和田観光電鉄の駅舎内で営業していた「とうてつ駅そば」は、三沢駅新駅舎「みーくる」の開業とともに復活したのでした。
小川原駅(11:29)
姉戸川温泉
駅に着くと温泉は目の前、穴場的な外観に自然と気分がアガリます♪ヌルヌルしたぬるめのお湯が気持ち良すぎて寝ちゃいましたzzz
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ここでちょっと施設を紹介!
昭和レトロな感じの浴室には、大きな湯船がドーンと中央に鎮座。温泉はお湯がパイプで上からかけ流しになっていて、まるで打たせ湯みたいです。泉質はアルカリ性単純温泉。湯船の半分は浅くなっており、寝湯に最適!お値段も大人250円と格安です。
- 場所
- 姉戸川温泉
- TEL
- 0176-56-3529
- 住所
- 青森県東北町大字大浦字中久根92-1
- 営業時間
- 9:00~20:30
- 料金
- 大人250 円
野辺地駅(12:55)
温泉に入ったらお腹がすいてきたので、本日2食目の駅そばを食べに途中下車。
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野辺地駅はJR 大湊線と分岐するターミナル駅。かつては北前船の寄港地として栄え、この地が昔から交通の要衝だったことが伺えます。また、駅裏の鉄道防雪林は日本最古のもので、降雪地帯の鉄道の安定輸送に貢献して きました。
駅そばパクパク
地元の食材が詰まった名物駅そばに感動しちゃいました!
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ここでちょっとメニューを紹介!
お店は駅の待合室の中にあり、これぞ駅そばといった雰囲気。名物の「北前駅そば」は、野辺地の地元野菜の天ぷらと野辺地産ほたて、それに「けいらん」という卵型のお餅が入っています。柔らかめの麺に、しっかりとした味のつゆは、まさに駅そばの王道といった感じです。「けいらん」の中には、なんとこしあんとくるみが!デザート的に最後に食べるのがおすすめです。
- 場所
- 駅そばパクパク
- TEL
- 0175-64-8989
- 住所
- 青森県上北郡野辺地町上小中野49
- 営業時間
- 8:30 ~ 14:00
※営業時間・定休日は変更となる場合あり。
さかもと食堂
腹ごなしに駅前散策。さっき駅そばを食べたばかりなのに、目についたラーメンの文字に吸い寄せられるように店内へ…駅そばに続く、ほたてのトッピングに、ここが青森であることを実感!
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ここでちょっとお店の紹介!
野辺地駅から徒歩1分にあるローカル食堂。店内に入ってすぐ目につくのは鉄道グッズの数々、鉄道好きにはたまりません!お店のおすすめということでいただいたのが「のへじ北前ラーメン」。麺に「カワラケツメイ(マ
メ科の一年草で、北前船でこの地に伝わった野辺地の特産品)」が練り込んである茶色っぽい麺に濃いめの醤油スープが滋味深い味わい。ホタテ・チャーシュー・たまごなどのトッピングも絶品です!
- 場所
- さかもと食堂
- TEL
- 0175-64-3818
- 住所
- 青森県上北郡野辺地町上小中野38-1
- 営業時間
- 9:30 ~ 19:00
- 定休日
- 毎週日曜日
乙供駅(14:14)
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野辺地駅までは八戸から青森へと一方向に進んできましたが、野辺地駅→乙供駅では逆向きに進みます。これは、駅そば営業時間内に野辺地駅を訪れつつ、数多くの温泉を巡れるように行程を組んだためです。一見奇妙なルートですが、乗り鉄界隈ではよくあることです。
東北温泉
気さくなご主人に案内されて、露天風呂へ。温泉のウンチクについても色々教えていただきました!
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日本一黒いお湯として有名で、ぬるぬる感があり、お肌がすべすべになるお風呂です。サウナ、電気風呂、露天風呂、家族風呂があり、水風呂は天然の湧き水を使用しています。
- 場所
- 東北温泉
- TEL
- 0175-63-3715
- 住所
- 青森県上北郡東北町字上笹橋21-18
- 営業時間
- 6:00 ~ 22:00
- 料金
- 大人330円、小学生150円、幼児無料
家族風呂1,300円/1時間(要予約)※宿泊可
浅虫温泉駅(15:55)
ボックス席に座り、夕暮れの陸奥湾の景色を眺めながら「浅虫温泉駅」へ。
本来はここでゆっくりしたいのですが、弾丸出張なので泣く泣く足湯で我慢です。
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温泉、海水浴やスキー、水族館といったさまざまなレジャー施設も兼ね備えた観光地。海沿いには大型温泉旅館、山側には古い温泉街があり、公衆浴場や飲泉場(温泉たまごが作れる)、足湯などがあります。そんな浅虫温 泉にはその昔、ワンダーランドASAMUSHI という遊園地がありました。今でも一部の建物が残っており、また駅構内の看板には往年の様子が写っているので探してみてください。
南部屋・海扇閣
本当はここに泊まりたかった…
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陸奥湾沿いにあり、最上階にある展望風呂からは眼下に広がる海の景色を楽しむことができます。館内に展示されている郷土色豊かな絵画や工芸品、毎晩開催される津軽三味線ライブや四季折々の味覚が自慢のお宿です。
- 場所
- 南部屋・海扇閣
- TEL
- 017-752-4411
- 住所
- 青森県青森市浅虫蛍谷31
- 公式HP
- https://www.kaisenkaku.com/
青森駅(17:21)
青森駅に近づくにつれ、車内は高校生で混雑。車窓から建物が多く見えるようになってくると、終点の青森駅に到着!
立ち食いそば処 津軽
青森駅ビルにある店で最後のそばです。さて駅そば何食目でしょう?昔ながらの黄色いカレーライス!!これめっちゃおいしかったです!!
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青森駅ビル LOVINA(ラビナ)にある「立喰いそば処 津軽」は長尾中華そば店の系列店。店内はだしのいい香りに満ちています。シェイクやソフトクリームなどのデザートも充実しています。
- 場所
- 立喰いそば処 津軽
- TEL
- 017-775-9128
- 住所
- 青森県青森市柳川1丁目2-3 ラビナ 1F
- 営業時間
- [月・火・水・金]11:00~19:00
[土・日・祝]7:00~19:00 - 定休日
- 木曜(祝日の場合は翌日)、第二水曜
- 青森駅ビル LOVINA(ラビナ)HP
- https://www.jre-abc.com/wp/lovina/index/
※最新の営業時間はHPでご確認ください。
青森まちなかおんせん
弾丸出張ツアー1日目の締めくくりは、やはり温泉!なんと、本日4回目(足湯を入れると5回目)の入浴でしたが、しっかり温泉を堪能。サウナ→水風呂→外気浴( 屋外にスペースあり) でしっかり整ってきました。バラエティー豊かな青森の温泉に感謝!
夕食は近くの居酒屋さんでニンニク丸焼きを堪能しました!!
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青森駅から徒歩5分。多くの市民に親しまれている源泉「古川温泉」が湧き出る天然温泉です。大風呂・露天風呂・薬湯・子供風呂・水風呂・大型サウナなど多様なお風呂が楽しめ、併設されたレストラン「ふる河亭」では風呂上がりの居酒屋メニューが充実しています!
- 場所
- 青森まちなかおんせん
- TEL
- 017-762-7577
- 住所
- 青森県青森市古川1 丁目10-9-1
- 営業時間
- 6:00 ~ 24:00(最終入場: 23:45)
- 入浴料金
- おとな450円、こども150円、乳幼児60円
- 公式HP
- https://aomori.atinnhotels.com/onsen
出張レポート
もともと温泉好きな私ですが、1日で5カ所の温泉を巡るのは初めてでした。行く前は「さすがに飽きるだろう」と思っていましたが、いやいや全くそんなことない!最初から最後まで新鮮な気持ちで入浴し、体の奥底から青森の温泉を満喫。地域に根付いた“青森の銭湯文化” を体験することができました。これだけの長距離を移動しながら、個性豊かすぎる温泉地をはしごして、駅そばを味わい、車窓をのんびり眺める…。こんなハードでまったりした旅が実現するのは、鉄道の旅だけでしょう!皆さんもぜひ「青い森ツーリストパス」を使ってオリジナルの各駅停車の旅をお楽しみください!!