鶴の舞橋

津軽・下北周辺おすすめ観光スポット10選

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鶴の舞橋

鶴の舞橋

画像提供:Instagramより@amolife_skz

鶴の舞橋は、青森県産の「ひば」を使って作られた全長300mの日本最長の木造三連太鼓橋です。この橋は、津軽富士見湖に架けられており、美しいアーチ型の形状は、まるで空に舞う鶴のようにも見え、岩木山との美しい姿を湖面に映し出します。特に夕焼け時の橋の姿は美しく、オレンジや赤のグラデーションを背景に広がる絶景は、全国から多くの観光客が撮影に訪れます。また、「長い木の橋」が「長生きの橋」と読めることから、開運長寿のパワースポットとされ、橋を渡ると長生きができるといわれています。さらに、近くの丹頂鶴自然公園には、つがいの丹頂鶴が飼育されており、ここもまた、恋愛や縁結びのパワースポットとして知られています。

住所
青森県北津軽郡鶴田町鶴田町廻堰字大沢
アクセス
JR陸奥鶴田駅より車で約15分

十二湖/青池

十二湖/青池

白神山地の西部にある十二湖は、ブナ林に囲まれた33の湖沼群の総称です。この湖沼群は、1704年の大地震による山の崩壊によって生まれ、崩れた山から12の湖沼が一望できたことから「十二湖」と名付けられました。なかでも、鮮やかなコバルトブルーの色彩で知られる「青池」は有名で、水底に沈む腐朽したブナの木々を見ることができるほどの透明度。湖面はまるで青色のインクを流したような鮮やかさで、神秘的な印象を与えています。また、「沸壷の池」の湧水は「青森県の名水」に選ばれており、ほかにも「日本キャニオン」のように白い断崖が周囲の森林と美しく調和している景観も見どころの一つです。十二湖エリアは4月から11月までは個人で入ることが可能で、新緑と紅葉の季節には特に多くのトレッキング愛好家が訪れます。12月から3月の間は十二湖へのゲートが閉鎖され、車両の通行が制限されます。個人で入ることはできませんが、雪景色を楽しみたい方は事前にガイドの方に問い合わせてみてください。

住所
青森県西津軽郡深浦町松神下浜松
アクセス
東北自動車道 大鰐弘前ICより車で約2時間45分
JR十二湖駅から「奥十二湖駐車場」停留所までバスで約15分

龍飛崎

龍飛崎

津軽半島の最北端、津軽海島を突き立つ龍飛崎(たっぴざき)は、日本海、津軽海峡、陸奥湾と、三方向を海に囲まれた景勝地です。その地勢から「風の岬」とも称され、常に強い海風が吹き荒れています。岬の最先端には、白亜色の円形の龍飛埼灯台(たっぴさきとうだい)が立っており、津軽海峡の象徴的な存在となっています。「日本の灯台50選」にも選出されたこの灯台からは、天候が良ければ北海道の松前半島や函館山を見渡すことが可能です。また、灯台周辺の「碑の丘」の近くには、石川さゆりのヒット曲「津軽海峡・冬景色」の歌碑や太宰治文学碑、吉田松陰碑などの石碑、津軽要塞重砲兵聯隊竜飛砲台跡などの見どころがたくさんあります。

住所
青森県東津軽郡外ヶ浜町字三厩龍浜
アクセス
東北自動車道青森ICより車で約90分
JR三厩駅前より外ヶ浜町営バスで約30分

高山稲荷神社

高山稲荷神社

画像提供:Instagramより@yasu_photo_

京都の「伏見稲荷大社」が千本鳥居のある稲荷神社として有名ですが、青森にも千本鳥居が見事な「高山稲荷神社」があります。その光景は、無数の朱色の鳥居が延々と並ぶ異次元のような美しさで、約2メートルの鳥居が絶え間なく続く様子は圧巻の一言。春の桜、夏の新緑、冬の雪景色と、四季を通じてその鮮やかな鳥居が際立ち、写真好きにとって魅力的なスポットとなっています。鳥居の奥には高台があり、そこからは全景が一望できます。また、狐の石像(お稲荷様)が無数に並んでいるのも印象的です。この神社の創建は鎌倉から室町時代にかけてで、主祭神は宇迦之御魂命(うかのみたまのみこと)、佐田彦命(さたひこのみこと)、大宮能売命(おおみやめのみこと)です。五穀豊穣、海上安全、商売繁盛を祈願できる神様として、多くの人が参拝に訪れています。

住所
青森県つがる市牛潟町
アクセス
JR五能線 五所川原駅より車で約30分
公式HP
https://takayamainari.jp/

十三湖

十三湖

津軽半島の北西部、日本海沿いに位置する「十三湖」は、南北7km、東西5km、周囲31.4kmという広さで、同県内では3番目に大きな汽水湖です。その名の由来は、岩木川を始めとする13の川がこの湖へと注ぐことから来ています。また、海水と淡水が交じり合った豊かな自然環境の下で、特産のヤマトシジミが生息。「十三湖産大和しじみ」の名で、GI制度(地理的表示保護制度)に認定され、宍道湖と並ぶ豊富な漁獲量を誇っています。十三湖ではシジミの禁漁区や禁漁期間が設定されていますが、「中の島ブリッジパーク」では4月下旬から9月末までシジミ拾いを楽しむことが可能です。キャンプ場やアスレチック場も整備、さらに、オオハクチョウやコハクチョウの渡来地であるだけでなく、「幻の鳥」オオセッカや天然記念物のオオワシなど、多くの種類の鳥が飛来・生息することから、アウトドアやバードウォッチングのスポットとしても知られています。

住所
青森県五所川原市
アクセス
東北自動車道浪岡ICより約70分
JR五能線五所川原駅よりバス「中の島公園入口」下車徒歩3分

白神山地

白神山地

白神山地は、青森県と秋田県に跨る、未開の自然が織り成す美しい山地帯。世界的にも類を見ないブナの原生林が広がり、多様な生態系がそのままの形で守られていることから、1993年には世界自然遺産として登録されました。その雄大な自然は、トレッキング愛好者たちにとっても人気の場所となっています。世界遺産登録地域へ入ることは難しいですが、周辺に白神山地の自然を満喫できる多くの散策ルートが設けられています。 「十二湖散策コース」がよく知られていますが、その他にも、樹齢400年の「マザーツリー」を目の当たりにできるコースや、「日本の滝百選」に選ばれた「くろくまの滝」を訪れるコースなど、初心者でも安心して楽しめるルートがいくつもあり、大自然が生み出す多くの絶景を満喫できるエリアです。

住所
青森県西目屋村 鰺ヶ沢町 深浦町
アクセス
JR弘前駅から白神山地ビジターセンターまで車で35分
JR弘前駅からJR十二湖駅まで電車で約3時間
公式HP
http://www.shirakami-visitor.jp/

大間崎

大間崎

「大間崎」は、本州最北端の場所として知られています。ここには「ここ本州最北端の地」と記された碑が立っており、北緯41度32分、東経140度54分の地点を示しています。大間崎と北海道の汐首岬の距離は17.5kmと至近で、津軽海峡を見渡すと、北海道の汐首崎が目と鼻の先にあり、天気が良ければ函館の五稜郭タワーも望むことができます。一本釣りによって釣り上げられた440kgのマグロを模したモニュメントは、記念撮影にぴったりのロケーションです。また、「大間崎レストハウス」という観光案内所では、「本州最北端大間崎到着証明書」を200円で発行してくれます。この地で獲れるマグロは、「大間まぐろ」の名で国内外に広く知られる最上級のマグロです。秋から冬にかけて津軽海峡で豊富な餌を食べて大間沖にやってくるマグロは、天然物ならではの上品な脂がのっており、この一級品の新鮮なマグロを現地で味わうことは、旅の最高の贅沢と言えます。

住所
青森県下北郡大間町大字大間平17-1
アクセス
JR下北駅より下北交通バス「むつ・佐井線」乗車(所要時間 約1時間40分)、大間崎下車

仏ヶ浦

仏ヶ浦

画像提供:Instagramより@paamcr

白や淡い緑の特異な奇岩・巨岩が2kmにわたって連なる「仏ヶ浦」は、自然が彫刻した壮大な美術品のようです。これらの岩石は、火山灰が固まった「凝灰岩」でできており、波や雨、冬の寒さによりその形状は絶えず変化し続けています。荒波が作り出した自然のアートと、穏やかな海が作る浜辺は、まさに極楽浄土のようです。特に、エメラルドグリーンの海と象牙色の岩石の対比は、まるで極楽の入り口のような美しさを放っています。「仏ヶ浦」は、死者があの世へ旅立つ際やこの世に戻る際に訪れる場所と伝えられており、それぞれの奇岩には浄土のイメージが反映された名前が付けられています。仏ヶ浦へは車でも行けますが、急な遊歩道を歩くため、足に自信のない方は船がおすすめです。特に4月から10月にかけては、佐井港や青森港から観光船・遊覧船が運行し、海からしか見られない壮大な景色を楽しむことができます。ガイド付きで上陸できるコースもあり、5月から7月にかけてはイルカに出会えるチャンスもあります。

住所
青森県下北郡佐井村長後 縫道石国有林地内
アクセス
駐車場までJR下北駅から車で約1時間40分、遊歩道を徒歩で約20分
佐井港へはJR下北駅から直通バスで約2時間20分または車で約1時間40分
公式HP
https://hotokegaura.jp/

恐山菩提寺

恐山菩提寺

日本三大霊山の一つである恐山は、古代から「人は死ねば恐山に行く」と言い伝えられる神秘的な霊場です。アイヌ語の「ウショロ」(入江または湾)が起源で、その名前は時と共に「オソレ」(恐)に変化しました。霊場は外輪山に囲まれ、外部からは一切見ることができない途絶された場所にあります。霊域に足を踏み入れると、そこにはあたかも死後の世界が広がっています。美しい極楽浜、硫黄臭漂う地獄谷、荒涼とした無間地獄、血の池地獄といったさまざまな風景が続きます。恐山菩提寺は862年に慈覚大師円仁によって開かれ、7月の「恐山大祭」と10月の「恐山秋詣り」には、霊を呼び出す巫女「イタコ」が集まり、多くの人々が亡くなった人の言霊を聞くために訪れます。また、霊場内には4つの湯小屋があり、参拝者は無料で入浴でき、宿坊「吉祥閣」に宿泊することも可能です。

住所
青森県むつ市大字田名部字宇曽利山3-2
アクセス
JR下北駅より車で約40分

黄金崎不老ふ死温泉

黄金崎不老ふ死温泉

黄金崎不老ふ死温泉は、世界自然遺産である白神山地のふもとにあり、黄金崎の美景と夕日を一望できる一軒宿です。海岸と一体となったひょうたん型の露天風呂は、他では味わえない絶景と開放感を楽しむことができ、全国の温泉愛好者に人気です。夕日が地平線に落ちてゆく光景は一見の価値があり、宿泊客の特典となっています。また、ひょうたん型の露天風呂以外にも、女性専用の丸型露天風呂と男女別の内風呂があり、全てが源泉掛け流しの100%天然温泉です。名前の由来は「ここで養生すれば、老いたり弱ったりしない」ということから命名されました。湯の色が濃い茶褐色なのは、鉄分が酸化したからで、この湯は体の芯から温め、湯冷めもしにくいとされています。宿では地元で獲れた海の幸をたっぷり味わうことができます。

住所
青森県西津軽郡深浦町大字舮作字下清滝15
アクセス
JR五能線 「ウェスパ椿山駅」から送迎バス有り(要予約)
JR新青森駅から送迎バス(期間限定・要予約)
秋田自動車道 能代南ICより1時間30分
公式HP
http://www.furofushi.com/
青森市市街

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