酒田・鶴岡周辺おすすめ観光スポット7選
羽黒山
羽黒山は、古くから信仰を集めてきた出羽三山(月山、羽黒山、湯殿山)のひとつ。その歴史は1400年以上にわたり、修験の地として知られています。羽黒山という名前は、皇子を導いた大烏から由来しており、現世を生きている人々を救う仏が祀られています。出羽三山の中で、里宮の役割を持つことから「現在の世を表す山」ともいわれます。パワースポットとしても知られており、毎年数多くの観光客が訪れています。また、「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で「羽黒山杉並木」が3つ星に認定されました。
- 住所
- 山形県鶴岡市羽黒町羽黒山
- アクセス
- JR羽越本線鶴岡駅から庄内交通羽黒山頂行きバスで40分、隋神門下車すぐ
出羽三山神社
出羽三山神社は、羽黒山の山頂にある神社です。「出羽三山」の三つの神社、月山神社、出羽神社、湯殿山神社にはそれぞれ異なる祭神が祀られていますが、冬期になると月山と湯殿山への参拝が困難となるため、出羽神社にはそれら三つの神を一緒に祀る「三神合祭殿」が設けられています。現在の社殿は1818年に建てられたもので、国の重要文化財に認定されています。
- 住所
- 山形県鶴岡市羽黒町手向手向7
- アクセス
- JR鶴岡駅より庄内交通バス羽黒山頂・月山八合目行きにて約50分「羽黒山頂」下車徒歩約5分。
- 公式HP
- http://www.dewasanzan.jp/
土門拳記念館
土門拳記念館(どもんけんきねんかん)は、昭和期に写真家として活躍した土門拳が、酒田市の名誉市民第一号に選ばれた際、彼の作品が故郷酒田市に寄贈されたことを機に開館した日本初の写真専門の美術館です。記念館では彼の全作品を収集し、定期的に展示を更新して公開しています。また、建物の設計は、土門と交友があった谷口吉郎氏の長男、谷口吉生氏が、中庭の彫刻はイサム・ノグチ氏、銘板と年譜は亀倉雄策氏が手がけ、造園設計とオブジェは勅使河原宏氏が制作しました。日本を代表する彼らの力が結集されて作られたこの施設は、美術館そのものが一つの芸術作品とも言えます。
- 住所
- 山形県酒田市飯森山2丁目13飯森山公園内
- アクセス
- JR羽越本線酒田駅からるんるんバスかんぽの宿行きで約30分、土門拳記念館下車すぐ
- 公式HP
- http://www.domonken-kinenkan.jp/
山居倉庫
1893年に建てられた山居倉庫(さんきょそうこ)は、米どころ庄内の象徴であり、酒田の歴史と文化を今に伝える貴重な建物です。この倉庫は、背後の欅(けやき)並木による夏季の温度管理や二重屋根による湿気防止といった自然を利用した先人の知恵が生かされており、2022年まで18万俵(10,800トン)の米を保存できる設備として使われていました。現在、敷地内には酒田市観光物産館「酒田夢の倶楽」と庄内米歴史資料館が併設されており、観光客には地元の特産品の購入や米に関する歴史的な学びの場として利用されています。また、美しい欅並木は、さまざまなCM撮影に使われている人気のフォトスポットです。
- 住所
- 山形県酒田市山居町1丁目1-8
- アクセス
- JR羽越本線酒田駅から庄内交通湯野浜温泉行きバスで10分、山居倉庫前下車すぐ
鶴岡市立加茂水族館
鶴岡市立加茂水族館は、日本海を一望する絶好のロケーションに立つ、世界屈指のクラゲ水族館です。大迫力の直径5mの円形水槽「クラゲドリームシアター」では、約1万匹ものミズクラゲが幻想的に舞い、見るものを圧倒します。また、水族館では、「見て、触れて、知る。発見と感動」をテーマにした展示が行われており、他にもアシカやアザラシの生態や地元庄内で見られる生物について学ぶこともできます。館内にあるレストラン「魚匠ダイニング沖海月」では、地元の新鮮な海の幸を使った海鮮丼や、季節に応じた限定メニューを堪能できます。また、ユニークなクラゲラーメンやクラゲアイスなど、クラゲ料理も人気です。
- 住所
- 山形県鶴岡市今泉字大久保657-1
- アクセス
- [公共交通機関]JR鶴岡駅より庄内交通バス「湯野浜温泉行き」約40分、「加茂水族館」下車すぐ [車]山形自動車道・鶴岡ICより約15分
- 公式HP
- https://kamo-kurage.jp/
丸池様
鳥海山の麓、遊佐町(ゆざまち)にある「丸池様(まるいけさま)」は、正式には鳥海山大物忌(おおものいみ)の境外末社「丸池神社」であり、古くから池自体が御神体でとして崇められてきました。直径20メートル、水深3.5メートルの池は湧き水だけで満たされ、色は幻想的なエメラルドグリーンで、日差しの影響で色が微妙に変化します。透明度が高く、底から水が湧き出ている様子を見ることができます。今なお、手付かずの美しい社叢(しゃそう)が残る丸池様は、2008年に国指定史跡となり、地元の人々からも大切にされています。
- 住所
- 山形県飽海郡遊佐町直世荒川57
- アクセス
-
JR吹浦駅から車で5分
日本海東北自動車道 酒田みなとICから車で25分
本間美術館
本間美術館は、庄内地方の名門、本間家の4代目当主・光道により、1813年に別荘として建設されました。広大な敷地は約2万平方メートルに及び、鳥海山を借景に美しい池を中心とした廻遊式庭園「鶴舞園(かくぶえん)」が広がっています。本館、別名「清遠閣(せいえんかく)」は、江戸時代は庄内藩主や幕府高官、明治時代以降は皇族や政府高官、文人墨客をもてなす迎賓館で、大正14年には昭和天皇が宿泊されました。1947年、市民に開放され、日本で初めての地方都市の私立美術館として開館しました。美術館には、本間家が大名から拝領した品や歴史的価値がある文書、茶道に使われる道具など、多くの重要文化財や重要美術品が展示されています。また、名物の「本間焼」の茶碗で、庭園を眺めながら抹茶を味わうこともできます。
- 住所
- 山形県酒田市御成町7-7
- アクセス
- 酒田駅から徒歩で5分
- 公式HP
- https://www.homma-museum.or.jp/